合理的な思考と多面的な思考の違い

昨日は東京で初雪でした。例年より9日遅いとかなんとかニュースで言ってた。

国語辞典における意味を完全に無視して、タイトルに挙げた「①合理的な思考」、と「②多面的な思考」について持論を展開して自己満足しようと思う。

この2つの違いを知るには、同じ問いに対してそれぞれの考え方から導き出される答えを比較すればいいね。①が合理的で、②を多面的にしよう。これは、論理的な思考かなw

問1:街から病人を減らすにはどうしたらよいか

解答①:その街から病院を無くす。

⇒設問で言及されている街から病人を減らせばよいだけなので、最も病人が集まる場所だと考えられる「病院」や「診療所」をなくせば良い。入院している人は別の地域で入院するしか無く、風邪の人も同様に隣町まで出ることになる。

よって、病人は減る。相対的に、健康な人が多い街になる。

これは、いつかのNHKの番組でやっていた内容とほとんど同じで。AIの出した合理的な考察。病人が減れば良い、というただ一つの目的のためだけに行えば良いことを結果として弾き出している。倫理的な問題とかは、一切無視。

解答②:人間ドックなどの検査料金を大幅に値下げし、実施個所と日時を増やす。

⇒放っておけば病人になっていたであろう人を減らす作戦。こまめな検査や健康診断は病気の早期発見を促し、結果として該当者の入院期間や、病人としての期間は確実に減ることになる。

しかし、①の解答に比べれば効果が薄いと考えられる。その理由は、多面的に問題を捉え、「人々が健康に暮らせる街づくりをするにはどうしたらよいか」、「人口減少を防ぎながら出来る医療対策は何か」など、いくつかの付随する要素についても考えを及ばせているから。もっと直接的に言えば、「弊害を加味して元の問いに対する効果を妥協する」から。

1問だけでも既に、合理的が妥協無しで、多面的は妥協案だということがわかる。さて、もっと簡単にもう1問だけ考えてみる。

問2:副業禁止で残業時間も決まっているが、年収を上げるにはどうしたらよいか

解答①:扶養控除が適用される年齢の養子を取り、扶養家族を増やす

⇒所得税が控除されるので、年収というか手取りが増える。ただこれは先ほどの問いと同様に、子どもができることで支出が増えることを完全に無視した上での解答になる。

解答②:役職付きを目指してコツコツ頑張る

⇒現状を打破するしかないので、現状よりも高いポストへ就くことに本腰を入れる。16,7の子どもがすぐに欲しければ別だが、被扶養者を増やしても支出が増えるので結果として手元で使えるお金は減ってしまう。

問題を多面的に捉え、「現状打破をしつつ、悪影響を出来るだけでないようにする」ことを考慮に入れるから、年収の手取りそのものの額はそこまで増えない、妥協案にならざるを得ない。

こうやってみると、問いに対する解決案は往々にして妥協案になることがわかる。いつどんな時にでも、である。考慮にいれた事柄が最大限活かせるように合理的に考える、ならまだわからなくもないが、それって結局は物事を多面的に捉えるということ。

この多面的に捉えたうえで最もパフォーマンスのいい方法を選ぶ能力が高い人ほど、えらい役職に就くんだろうな、なんて、考える日曜日でした。おわり。

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